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イタチ駆除業者の費用相場は?作業内容ごとの料金や概算がわかる!

「イタチ駆除にかかる費用の相場を調べたけど、良くわからない…」

「なんでこんなに駆除料金にこんなに差があるんだろう…」

家庭に住みつく害獣の中でも、イタチは騒音や独特の臭いがきつく、被害が大きくなる前に早急な対応が必要です。しかし、イタチの駆除にはさまざまな手続きや費用がかかるため、初めて業者に依頼する際に不安を感じる方も多いと思います。

とくに料金面については、「イタチ駆除1万円!」など、安さを謳った業者もあり、どれが正しい相場なのか初心者を惑わせます。

この記事では、業者による現地調査から再発防止策までの駆除作業の流れが分かり、なぜ相場に差が生まれるのかわかります。また作業ごとの費用内訳もお伝えしますので、業者から出てきた見積りが妥当なのか判別がつきます

また、ご自宅のイタチ駆除にどの程度の費用を見込んでおけば良いか、概算費用も分かるように、いくつか具体的なパターンも解説しています。

悪徳業者にムダなお金を払ったり、格安料金を謳っている業者に騙されないよう、正しい費用感をお伝えします!決して安くはない駆除コストを抑える方法もお伝えしますので、ぜひ最後まで読み進めてみてください。

この記事でわかること
・一般的なイタチ駆除の相場がわかる
・イタチ駆除業者の料金に差が出る理由がわかる
・イタチ駆除業者の作業の流れと費用内訳がわかる
ご自宅の駆除費用の概算がわかる
・業者が出てきた見積りが妥当かどうか判別がつく
・悪質な駆除業者に騙されなくなる
・イタチ駆除にかかるコストを抑える方法がわかる

目次

一般的なイタチ駆除の相場は?

イタチ駆除の費用は5万円から30万円程度が相場です。

こちらは全国に加盟店を持つ害獣駆除紹介サイト「害獣駆除110番(シェアリングテクノロジー株式会社(東証GRT 3989)」がまとめた、イタチ駆除の施工金額です。

最も多いのは、5万円~10万円未満のケースです。イタチの駆除費用が30万円以下は79.1%、20万円以下は58.5%となっており、約6割のお家は20万円程度の駆除費用に収まっている形です。

それにしても、駆除料金にかなり幅があることが分かりますよね。

なぜ駆除料金にここまで差が出るのか?

イタチの駆除にかかる料金は、駆除するイタチの数や建物の大きさ築年数、被害状況に応じて積み上がっていきます。作業内容として、対策する侵入経路の数、侵入口を封鎖する工法、また必要な清掃や消毒の範囲が変わってくるからです。

現地調査からイタチの退治、侵入口の施工まで、具体的な作業内容ごとの費用を次から見ていきましょう。

イタチ駆除業者の作業の流れ・作業内容・費用内訳

初めに、イタチ駆除業者の大まかな作業の流れと料金を見ていきましょう。

イタチ駆除業者の作業の流れと料金

イタチ駆除業者に依頼すると、まずは無料で現地調査をし、見積りを出してくれる場合が多いです。どこまで再発防止策を徹底するかなど、作業内容が決まり、見積り額が決まります。

業者によって算出方法は異なりますが、何匹捕獲するか、侵入口を何か所対策するか、どれくらいの範囲の清掃が必要かによって、見積り料金が積み上がっていくパターンが多いです。

イタチ駆除業者の作業内容と費用内訳

イタチの追い出し:3万円が目安

屋根裏や床下などに、イタチの嫌いな臭いを発する忌避剤をまいたり、燻煙材をたき、イタチが家から出ていくよう促します。またイタチは夜行性で、突然の強い光が苦手なため、LEDライトを設置することでスムーズな追い出しを狙います。

追い出しに使う罠の数や機材によりますが、標準的な家の広さであれば、3万円前後が相場です。

イタチの捕獲・処分:一匹あたり5万円が目安

既に子育てを始めているなど、その住みかに執着があると、追い出し作業だけでは逃げていかない場合があります。そんな時は、エサを置いて、罠をしかけ、イタチを生け捕り(捕獲)にすることで退治します。

1匹あたり数万円という料金体系ではなく、罠の設置、エサの交換、捕獲それぞれに料金が設定がある場合もありますが、合計で5万円前後が相場です。

侵入口の封鎖:1箇所につき2万円目安

せっかく追い出しや捕獲によってイタチを駆除しても、侵入できる穴があれば、再びご自宅に侵入してくる可能性は消えません。イタチは一度住みかにした寝床に戻ってくる、帰巣本能が強いためです。

しかも、イタチは3cmほどの隙間(500円大)があれば、スルリと簡単に侵入してしまいます。

そこで再発防止策が大切です。瓦の隙間や、通気口、排水溝、床下のブロックの隙間、外壁のひび割れなど、金網やパンチングメタル、シーリング材などを使い分けて、しらみつぶしに封鎖していきます。

どんな特殊な技術や工法で塞ぐかなどによって、施工費用もかわってきますが、基本的にはお家が大きいほど、対策が必要な隙間が多く、費用は高くなる傾向にあります。

清掃・消毒・殺菌:6畳あたり3万円目安

イタチは糞尿は悪臭の原因になるばかりでなく、ダニやノミ、病原菌も含んでいる可能性があります。さらに、糞尿のかたまりから天井のシミ、劣化につながるため、きちんと清掃、消毒する必要があります。

一般的には家が大きいほど掃除する範囲が大きく、その分費用はかかってきます。

その他の費用

ご自宅の状況によっては、以下のような工事も必要になります。

1.点検口の設置:2万円前後
2.断熱材の交換:1坪あたり1万円目安
3. 天井の張り替えや、家屋の構造的にリフォームが必要な場合

1.点検口とは、屋根裏や床下に作業で入るための入り口です。すでに設置されている場合は必要ありません。

アウンワークスサイトより

2.イタチは断熱材を集めて巣を作ることがあり、交換が必要な場合があります。希望される場合、取り換え作業に別途費用がかかります。

3.イタチの糞尿による被害状況によっては天井板の張り替えが必要な場合があります。

また、再発防止の一環として、家屋にリフォームが必要な場合もあります。この場合、駆除業者では対処できないこともあり、ご自宅のハウスメーカーにも相談しながら進めた方が良いでしょう。

ご自宅の駆除費用はどのくらいかかるか?

ここではご自宅の駆除費用がどの程度かかりそうなのか、ざっくり費用感をつかむために、駆除費用2万円、10万円、20万円~30万円の3つのパターンを見ていきましょう。

【駆除料金ケース1】2万円で完結する駆除

一般的に駆除費用の相場は5万円~20万円ですが、中には「2万円前後で駆除できる」という宣伝も見かけます。どこまでの作業をしてくれるのでしょうか?

北九州を中心にシロアリ・害獣駆除サービスを提供している「あい営繕」によれば、このようなケースが該当するようです。

駆除費用2万円の例
・イタチの侵入口が床に開いている一か所だけ
・糞清掃や除菌、消臭等の消毒の希望がない
・点検口が設置済み
あい営繕サイトより

イタチが侵入して間もない場合や、築年数が浅く屋根の隙間や外壁の亀裂など、他に穴がない場合、イタチの侵入口が一か所だけということもあります。

また、糞尿の量も少なく、特別な除菌や消臭が不要ということであれば、侵入口一か所さえ封鎖すれば作業完了です。

【駆除料金ケース2】10万円におさまる駆除

駆除費用10万円の例
・イタチの追い出し作業だけで退治できる
・侵入口が2か所ほど
・糞清掃や殺菌・消毒の範囲が6畳ほど
・点検口が設置済み

駆除費用が10万円でおさまる場合は、イタチ侵入から日が浅い軽度な場合と言えるでしょう。

イタチを家から出すための方法は、罠をしかけて捕獲するほかに、「追い出し」があります。これは天井裏や床下などに、イタチの嫌いな燻煙材をたいたり、光を発行させて、追い出す方法です。

イタチが既に子育てを始めている場合など、その住処に執着がある場合、追い出しだけでは中々逃げていかないので、別途捕獲する必要がでてきます。

屋根裏からの物音など、異変に気が付いたら速やかに対応するに越したことはないですね。

【駆除料金ケース3】20万円~30万円の駆除

駆除費用が20万円を超える例
・イタチが数匹住みついている
・イタチの追い出しと捕獲が必要
・侵入口が数か所ある
・糞清掃や殺菌・消毒の範囲が6畳ほど
・断熱材の交換が必要

築年数20年~30年程度のお家の場合、瓦の隙間や自然災害による外壁のひび割れや隙間が生じ、イタチの侵入経路も複数あることが多いです。

イタチはたった3cm(500円玉大)の大きさの穴があれば容易に潜り抜けます。徹底した再発防止を講じるためには、侵入口となる可能性のある穴をこの時点で塞いでしまうのが効果的です。

また、イタチは断熱材を集めて巣をつくろうとするので、被害の度合によっては断熱材の交換を希望される方も多いです。

さらに、イタチは糞尿を一か所にためる「ためフン」という習性があるため、天井のシミや劣化につながります。ひどい場合は、屋根板の交換も必要になり、費用としては30万円オーバーが見込まれます。

イタチ駆除の費用を抑えるには?

イタチ駆除を業者に依頼する場合、費用を抑え、納得できる見積りを出してもらえるためにできる工夫は以下のような工夫が効果的です。

イタチ駆除の費用を抑えるための工夫
・放置せずに早く業者に依頼する
・希望や予算の上限を伝える
・複数業者から相見積もりを取る
・費用の相場を把握しておく
・自宅近くにある業者にお願いする
・割引キャンペーンを実施している業者を見つける
・再発防止策も講じて、長期的なコストを抑える

費用を抑えるためには、異変に気が付いたら早く業者に相談するなど、初動の速さが重要です。特にイタチの繁殖期の3月~5月には、1か月も放置すれば4,5匹増えていることは往々にしてあります。

まずは無料の現地調査を依頼しましょう。

また、ネットなどの情報で一つの業者に絞らず、複数の業者に無料見積もりを依頼して比較することが重要です。出てきた見積りが相場からかけ離れていないか比較することもできますし、説明の丁寧さやご自身の予算や要望を考慮したプランを提案してくれるのか、冷静に判断できます。

予め作業にかかる概算費用を把握しておくことで、出てきた見積りが妥当なのかどうかも分かります。このページで紹介した作業ごとの費用も参考にしてみてください。

また、近隣の業者を選ぶと、出張費や交通費がかからない場合が多いため、費用が安くなることがあります。罠に置くエサの交換などで、複数回訪問することもあるので、なるべく抑えたい費用です。

さらに、期間限定の割引キャンペーンやオンライン申し込みの割引などを提供している業者もありますので、利用可能な割引がないか確認してみましょう。

駆除後の侵入経路封鎖を丁寧に行えば再発が防げるため、長期的に費用を抑えられる効果も期待できます。アフターフォローとして3年保証などついてくる業者は、それだけ施工に自信があることの証でもあるので、安心ですね。

まとめ

イタチの駆除は、放置しておくと騒音や悪臭、感染症など深刻な被害につながります。

相場は5万円から30万円ですが、被害の状況や建物の構造により費用は増減ます。複数の業者から無料見積もりを取り作業内容や料金を比較することで、納得のいく費用で安心して駆除を依頼できるでしょう。

逆に「イタチ駆除1万円」など安さを謳っていたり、相場よりだいぶ低価格で見積りを出してくる業者怪しいと思った方が良いです。実際の作業が終わった後に、大幅な追加料金を加算され、高額請求されるか、適当な駆除で作業が完了したように見せかけ、イタチに再侵入された時に繰り返し依頼してくることを狙っています。

いずれも気分が良くありませんし、余計な出費で泣きをみることになりますので、相場から極端に外れない妥当な見積りかどうか、作業内容も兼ね合わせて見極めていきたいですね。

イタチ駆除を通して家族の健康と住環境を守り、安心な暮らしを取り戻してください。

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